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2017-10

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リフィニッシュの話 - 2017.04.06 Thu

今回はリフィニッシュ依頼の話です。

リフィニッシュに関して、Lovelessでは3種類の塗料から選択していただきます。
①ラッカー
②ポリウレタン
③オイル

それぞれ良いところ、悪いところがありますので、どのような目的でリフィニッシュするかで選択していただければと思います。
また、ボディの傷の入り具合によって最終的な仕上がり具合も変わりますし、フィニッシュの選択が条件付きになる可能性もありますのでご相談ください。

最近は③オイルフィニッシュが人気です。
触り心地がよく、塗装膜がほとんど無いのでダイレクトな音がでます。
ただ、膜がないので物理的なダメージに弱く、湿度の影響を受けやすいことです。

CIMG0854.jpg
ラッカーのシースルー塗装を剥がして下の写真のようにオイルフィニッシュにしました。

                          ⇓

CIMG0980.jpg


薄い塗膜で、経年変化も楽しめるのはラッカーです。
触り心地もポリウレタンよりサラッとしており、トップコートの透明度が低いので独特のヴィンテージっぽい仕上がりになります。
溶剤や経年変化には弱く、クラックや変色が起こりやすいです。
塗膜も薄いので物理的衝撃にもあまり強くありません。

P1010826.jpg
分厚いポリエステル塗装を剥がして、極薄のラッカーで仕上げました。
トップは艶消しです。

                           ⇓

P1010920.jpg


ポリウレタンはラッカーより塗膜が固く耐衝撃性があります。
塗膜を薄く仕上げてあげれば、比較的「固く薄く」なりますので音質的にも良く鳴るように調整できます。
手触りはすこし湿ったような感じがあるので好き嫌いが分かれるかもしれません。

CIMG0228.jpg
形は好きだけど、色をどうしてもピンクバーストにしたいというお客さんのリクエストでした。

                           ⇓

CIMG0591.jpg


リフィニッシュは楽器の印象をガラッと変える事ができる改造ですし、同時に音も変えられます。
比較的高価な改造になりますが、世界に一本のセミオーダー的な楽器に仕上がりますので満足度が高い改造だと思います。

使う塗料、天気、によって納期は変わりますが、大体1ヶ月~3ヶ月くらい見て頂ければ大丈夫です。
疑問点があればお気軽にお問い合わせくださいね!

HP:http://www.lovelessguitar.com

FB:https://www.facebook.com/lovelessguitar
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NOVELS楠本モデル デモ演奏その3とテレキャスターのリフィニッシュ - 2014.02.25 Tue

楽器にとっていい良いという意味での「良い塗装」とは何か?


音、傷から守る、湿気から守る、見栄えを良くする etc....


塗装にはいろいろな機能が必要であり、いろいろな事を期待され、でも伝統を重んじられる風潮もある。


相反する要素が満載なのが塗装なのです。




楽器を愛する人は、モヒカンだろうが、長髪だろうが、TATOOが入っていようが、鼻から口にチェーンが繋がっていようが、コンサバ比率が高いです。


それはある意味しょうがないことで、音楽を志す原点に「あこがれ」の要素が大きく君臨しているからではないでしょうか。


「あの人が弾いていたあのギターのような」

「あのバンドのあのアルバムの3曲目のリフの音が」

「あの曲のソロ終わりのビブラートの感じで」


大事なことでもあります。



話を塗装に戻すと、どんな塗装が良いのだろうか?


それに私が答えるとすると「人それぞれです」となってしまいます。


もう少し言うと、何を求めているかで変わるということです。



「薄いラッカーがいいけど、色は銀のラメにしてくれ」といわれても、

それは無理な相談です。

当然ラメが毛羽立って楽器の表面が凸凹でもよければできなくはないですが、

それでも、どこまで薄くしたいかによっては、無理なこともあるでしょう。


ここで、薄いラッカーを取るか、銀のラメを取るかになるのです。



ここで終ってしまうと私の存在意義がないですね。

ここからオーナーの希望と現実をすり合わせていく、色々なアイデアを出すのが私の能力です。

本人も気づいていないかもしれない、本当に求めている部分を探り出し、実現方法を何種類か提案する。

ただし、最後に決断するのはオーナーです。

あなたが選んで決めるのです。




このテレキャスターをナチュラルラッカーのつや消し仕上げにします。
P1010832.jpg

剥がします。
P1010833.jpg


分厚いですね
P1010834.jpg


研きます
P1010837.jpg


下地塗装
P1010840.jpg


目止めをいれてトップコートです。
今回はTVナチュラルといった志向でサンディングシーラーは塗布しません
P1010915.jpg


完成です
P1010920.jpg



こんなに変わりました。
テレキャスターリフィニッシュ



生鳴りが大きくなり、重量も結構軽くなりました。

ネックとボディーを止めるネックセットプレートというパーツがあり、
このギターはそのプレートの下にプラスチック製のカバーがついていたのですが、
塗装を剥がしたら一回り小さくなったので、そのカバーがボディーからはみ出すようになってしまいました。

それくらい厚塗りされていました。


lOVEESSのfACEBOOKページを始めました、ブログより頻繁に色々出す予定です。
よろしくお願いします。



さて楠本氏のデモ演奏最終回です。
いい音出てます!




フェンダーテレキャスターのリフィニッシュ その2 - 2013.12.19 Thu

前回の続きです。


塗装を剥がし終わったら、形の悪いところを直して研きます。


ネックポケットの周りはだいたい塗装が分厚くて、塗装をはがすとネックセットプレートがはみ出しちゃう!なんてものも見かけます。






研きます。
P1010837.jpg


今回の仕上げは、レスポールJr等に採用されているTVイエローのナチュラル版、あえて名前を付ければおかしな感じですが「TVナチュラル」でしょうか。

因みに自分用に製作したDEVOTION SPはTVホワイトです。


今回のテリーに話を戻します。
研いたら、マスキングをして塗装工程に入ります。


まずはヤニ止め。
P1010839.jpg



目止めをするわけですが、今回は杢目を際だたせるためダークマホガニーという焦げ茶色の目止めを使用します。

目止め前
P1010841.jpg



目止め後
P1010843.jpg



下半分目止めしてあって、上半分はまだしてない。
P1010840.jpg



完了!
P1010842.jpg



アッシュ、マホガニーなど導管の太い木材は目止めでかなり印象が変わりますね。


今回はここまで。


フェンダーテレキャスターのリフィニッシュ その1 - 2013.12.11 Wed

今回からリフィニッシュの作業を少しずつ書いてゆきます。


リフィニッシュに興味のある方も多いと思います、実際問い合わせも結構来ますので、実際の作業を紹介しますので参考になればと思います。


と書きましたが、今回は少々特殊なフィニッシュなので通常と工程が違う!


そんななので、何となくで見てください…


P1010826.jpg
今回リフィニッシュするのはこのフェンダージャパンのテレキャスターです。
オーナーの希望はナチュラルのつや消し。
ただし、Devotion SPのような下地を吹かないタイプです。
文字で書いてもよくわからないと思いますので、完成までちょくちょく読んでください。


リフィニッシュの工程を大まかに書くと、

①バラシ
②剥がし
③研き
④塗装
⑤組み込み
③塗装


こんな感じで、各項目がまた細分されます。

③研きですが、研きですまず形を出し直さなくてはならない物がほとんどです。
特にポリエステル塗装のものは、塗膜が厚く木材ではなく塗料で形を整えているものが多いので、塗装をはがすとボコボコの変な形だったりします。
塗膜が厚いので塗装をはがすと、軽量になることも多いですね。
音も当然変わります。


バラします
P1010832.jpg



剥がします
P1010833.jpg
ピックガードの下は焼けていないので、木材も若干白いですね。


P1010834.jpg
わかりますかね?
これくらいの塗膜です。


塗膜がこれくらいあると形は残念な事になっていそうです。
特に杢の強い材の場合は、塗膜で形を出してあることが多いです。
塗膜で形を出すほうが技術が要らないので、結果的にコストダウンに繋がるんですよね。


今回はここまで!

ギターの塗装って - 2012.07.27 Fri

前回サンバーストの着色手順についてお話ししましたので、

その流れでLovelessの一般的な塗装手順について書いてみます。



一番大事なのは、塗装前の木地調整なんですが、

というのも、木地が綺麗に仕上がっていないとその上に塗料を乗せても綺麗に上がるはずがない。


まぁ、変な形の木地にポリエステル塗料を思いっ切り厚く吹きつけて、その吹きつけて固まった塗料を削って形を出しているものも結構見受けられますが…






木地がバッチリ仕上がっているとして、



①ヤニ止め×1回(木材から出るヤニを止めます)

②目止め(マホガニー、アッシュ、ウエンジ等、導管が太い木材の時に行う)

③サンディングシーラー×4~10回(使用する塗料や状態に寄って変化する)

④着色

⑤トップコート×4~10回(仕上げ方により変化する)



結構たくさんの工程を踏むのです。


リフィニッシュの場合も原則①からやります。


また、この吹きつけ工程の間に「研き」の工程も入ります。




ラッカーの場合は出来る限りシンナーを抜きながら塗面を重ねたいので、作業に日数がかかるのです。
ウレタンやポリエステルなどの塗料は化学結合で硬化するので時間を短縮できます。



どんな塗料がいいのか?



それは好みだと思います。


見栄え、手触り、耐久性、保護力、音、色々違います。




どんな塗料がいいかは好みだと思いますが、

どんな塗面の仕上がりがいいのかというと、

薄くて固い塗面が僕はいいと思います。




とはいえ、ネックなどは手触りが僕にはすごく重要なので、

トップコートはラッカーが好きですね。

艶の感じ、経年変化の感じ、クラックの入り方などもラッカーが好みです。



でもラッカーって柔らかいんですよね~




僕の友人が9/22、23と野外ロックフェスを主催します。
金無し、コネ無しですが一生懸命やっています。
皆さんぜひぜひお越しください!
いいバンド沢山出ますよ!!

詳しくは↓
http://treeofrockfes.fem.jp/band

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プロフィール

Loveless

Author:Loveless
ギター製作家。
1969年岐阜県生まれ。
横浜国立大学大学院工学研究科卒業後、豊田通商㈱入社、貿易業務などを担当するも退社。
ギター製作学校に入学し卒業後、同校の講師を務め独立、
ギター&ベース製作・修理工房「LOVELESS」を立ち上げる。

音楽とバイクと猫をこよなく愛する。

↓工房のHPはこちら↓
http://www.lovelessguitar.com/

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工房住所:岐阜市日野東7-12-8

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