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2013-02

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ギター屋の使うギター製作記7 - 2013.02.28 Thu

続いて、目止めをします。


マホガニーやアッシュ等の導管の太い木材は塗装工程に目止めという工程を入れます。


塗料が導管に吸い込まれて塗装面が凸凹になってしまうのをできるだけ防ぐためです。


とはいえ、経年変化で塗装はひけてきます。



Lovelessの通常の塗装の工程は、

ヤニ止め⇒目止め(必要な材の場合)⇒サンディングシーラー⇒着色⇒トップコート

という順番になります。

木材に直接着色する工程が入る場合もあります。



今回はTVホワイトなのでイレギュラーな工程となります。


P1010519.jpg
わかりにくいかもしれませんが目止めをいれました。


P1010520.jpg


今回はあまりしっかり導管を埋めたくないので、さらっと目止めしました。
埋めるというより、導管に目止めを入れることにより、白いボディーに茶色いアクセントが入るという見栄えの為に入れています。


次はラッカーのトップコートです。
完成に近づいて来ました!!


Answer Jの製作に取り掛かります。
指板はローズにしようと罫書き始めたのですが、
P1010518.jpg


メイプル指板もいいかも!と迷っています。


自分で使うならエボニーかローズなんですけどね~

皆さんは指板の材は何が好きなんでしょうかね?

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ギター屋の使うギター製作記6 - 2013.02.22 Fri

さて、次は木地調整です。


木地調整とは、ちゃんと塗装が出来る状態に木地を仕上げる作業です。

形が変なところがあれば、木工に戻って修正し、「形」に関しては完成させます。


今回はノイズシールドもしました。


P1010510.jpg




いよいよ塗装工程に入ります。


今回はギブソンのレスポールジュニアに採用されていた「TVホワイト」に仕上げます。


TVホワイトやTVイエローというカラーについて説明すると、
白黒テレビの時代に演奏者と楽器のテレビ映りを考えて、白黒TVで発色のよいイエローとホワイトを採用したのです。
その白と黄色を「TVホワイト」、「TVイエロー」と呼んでいます。


塗装の手順は通常とかなり違います。


かなり薄く仕上げられますので、「木」の感触が強く出来ます。
弱点は塗膜が薄いので衝撃には弱い事です。




塗装の目的は、

①見栄え
②木材の保護

この二つなんですが、②に関してはかなり弱いです。
しかし、①に関しては独特の風合いがあり、僕はすごく好きな塗装方法です。
音も好みの鳴り方をしやすいですね。

P1010511.jpg

P1010514.jpg

P1010516.jpg

P1010517.jpg


目論見通りの仕上がりになってきました。

次は目止め、トップコートとまだ塗装が続きます。

ギター屋の使うギター製作記5 - 2013.02.20 Wed

それではフレットを打ちましょう!

P1010505.jpg
まずは指板の幅より少し長めにフレットを切ります。
切ったフレットを挿しておく治具があると便利です。
この治具はメイプルトップ&マホガニーバックです!
そうです、レスポールを製作した時にでた端材を使って作ったのです。

50フレットくらいまで挿せます(意味なし)




P1010506.jpg
完全なヤラセ写真です。
右手にカメラ、左手に玄能。


P1010507.jpg
打ち込んで、端を大まかにカットした状態です。


僕はフレット打ちの作業が好きです。
一本一本打ち込んでゆく感じが、なんとも言えずスッキリします。

でも、その前のフレットを切る作業はイヤですね~
フレットって結構硬いので、22本も切ると右手が痛くなるのです。
連続で何本分も切ると水ぶくれが出来ます!

最初から適当な長さに切ったものもあるのですが、価格に問題が…高いのです。



P1010508.jpg
そして幅を合わせて、端っこを斜めに削ります。
この斜め具合はきっちり均一に!


この後、フレットエッジを丸くする作業をし、

指板をマスキングして木地調整をします。

それが終わるといよいよ塗装です!

続きはまた明日♪

ギター屋の使うギター製作記4 - 2013.02.19 Tue

前回は指板の接着まででした。


クランプを外して、治具も外してみましょう!

P1010501.jpg

いい感じです。


ネックの握りをだします。
P1010502.jpg



ヒールも切り出し小刀や南京鉋で形を作ります。
P1010503.jpg

このヒールの部分や、ネックとヘッドを繋ぐ部分は、非常に形状がデリケートです。
二次元の図面を頭の中で三次元にする力が求められます。
木を削る前に、削った後の画像が頭の中で見えていないと失敗します。

専門学校でギター製作を教えている時に感じたのですが、この力がある生徒は比較的早く木工が早く上手くなっていました。


結局、完成形があって、そうするためにはどこを削ればよいか理解して、そこを削る技術があれば木工は完成します。

この三つのステップの繰り返しなので、ここをちゃんと理解し、実際木を削る技術を磨くことが上達の早道ではないかと思います。




次に指板調整をします。
この作業はリフレットの時にも行う作業なのですが、とても大事な作業であり、ここでビシッと仕上げておかないと、このあとの工程でどんどん歪んできます。

ギターを製作する作業は何事もそうなんですが、前の工程で手を抜くと次の工程で歪みが出ます。
前に戻ってやり直せばいいのですが、戻りたくなくて「そこで何とかしよう」と無理をすると、またその次の工程で歪みが出てしまいます。
結局、一度ロスしたものは元に戻ってやり直すしか無いのです。

P1010504.jpg

明日はフレット打ちです。

ギター屋の使うギター製作記3 - 2013.02.13 Wed

さて、前回はボディーとネックの接着まで完了しました。


今回は指板を接着します。


指板を加工するわけですが、このギターのポジションマークは白蝶貝のコンビパターンのドットです。
P1010489.jpg


「チープ」な感じを全面に押し出してゆくのでインレイの加工はやりませんでしたが、

いざ自分が使うとなると、普通の白蝶貝のドットというのも味気なく感じ、

結局ちょっとだけ普通とは違ったマークを入れちゃいました。


サイドポジションマークも白蝶貝にしたいのをグッとこらえて、

白のプラスチックにしました。
P1010490.jpg


やっぱ貝入れたいよな~


諸々加工して接着の準備!
P1010497.jpg



P1010498.jpg



P1010499.jpg



これで乾燥させます。

次はネックの握り加工です。




どんなギターになるかイメージでてきましたか?

でもね、まだまだイメージを裏切る展開がありますのでお楽しみに♪

ギター屋の使うギター製作記2 - 2013.02.11 Mon

ギター屋が自分で使うギターってどんななの?

その物を商売としている人が実際自分で使う物って、どんなこだわりがあるんだろう?
なんて事に自分は興味があります。


ゴルフ屋の使うクラブ、

釣竿屋の使う竿、

ミズノのバット職人が使うバット等々…


ということで、僕が自分で使う用に製作を始めたギターの話です。
前回は8月8日にその1(前回の記事はクリック!!)を書いて、作業自体も止まっておりまして…


半年たって「その2」です。


今回はネックの製作~ボディーとの接着までです。



P1010486.jpg
トラスロッドの溝も掘り終わって、荒く切りだして耳を貼っているところです。
写真を撮り忘れていきなり結構加工がすすんでしまっていますね~


そして、中子の加工もだいたい完了
P1010488.jpg



ヘッドトップは今回もウエンジをツキ板として貼ります。
Lovelessではウエンジを貼ることが多いのですが、単純に杢目がボク好みだからです。
P1010491.jpg



接着完了後、厚みと形を出します。
P1010492.jpg



ネックの握りも荒出ししておきます。
P1010494.jpg



ここまでできたら、ボディーと接着します。
P1010495.jpg

P1010496.jpg


大分ギターらしくなってきました。

いつも思うんですが、文章で書くと一瞬だなと…
作業自体はそこそこの時間と手間と技術がかかっています。

さて、明日は指板を作りネックに接着しちゃいましょう!!

Material Science - 2013.02.01 Fri

昨年リリースされたDOIMOIのアルバム「Material Science」を最近またよく聴いている。

P1010484.jpg


DOIMOI:http://www.inurokuon.com/doimoi/

このアルバムの詳細は本人解説を参照ください。
http://www.inurokuon.com/doimoi/ms/anatomy.html


ポップとヘヴィーのMIX具合が素晴らしい。



うまくミックスされすぎているくらいポップで聴きやすく、ヘヴィーでマニアックだ。


年を越した今年、東京、名古屋、大阪、福島でリリースツアーを行う(遅!)。


名古屋は3/23今池 HUCK FINN






僕は前作の「ゴモラの滅亡」と言う曲が好きなんだが、僕以上にこの曲を推す人に会ったことがない。
やはり特殊な嗜好の持ち主なのだろうか…

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プロフィール

Loveless

Author:Loveless
ギター製作家。
1969年岐阜県生まれ。
横浜国立大学大学院工学研究科卒業後、豊田通商㈱入社、貿易業務などを担当するも退社。
ギター製作学校に入学し卒業後、同校の講師を務め独立、
ギター&ベース製作・修理工房「LOVELESS」を立ち上げる。

音楽とバイクと猫をこよなく愛する。

↓工房のHPはこちら↓
http://www.lovelessguitar.com/

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工房住所:岐阜市日野東7-12-8

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